記事投稿日: 2025年1月11日(土)
最終更新日: 2025年1月11日(土)
大和書房より出版されたかまど・みくのしん著の『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む』(以下、本書籍)を読み終えたので感想をまとめておきます。
本書籍の情報は下記リンクから公式サイトをご覧ください。
大和書房:かまど・みくのしん『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む』本書籍はウェブサイトの記事として公開されたものが元となっています。
下記がオモコロブロスの記事です。
オモコロブロス:本を読んだことがない32歳が初めて「走れメロス」を読む日本書籍では本を全く読んだことがないみくのしんさんが4本の小説を読んでいく姿を描いた作品となっています。
本記事には本書籍に関するネタバレがあるためご注意ください。
本書籍ではみくのしんさんが読書している様子をそのまま文字に起こしているような構成になっています。 読者はみくのしんさんとかまどさんと一緒にその場で読書をしているような感覚で読み進めることができます。 みくのしんさんもかまどさんもとても優しい方々で、 そんな優しい空間に包まれながら行う読書ほど落ち着くものはなく、 とても素敵な作品だと思います。
みくのしんさんが本を読んだことがあるとかないとかに関わらず、 本書籍を読むと、みくのしんさんの感情の豊かさや広大な想像力に圧倒されます。 本をこんなふうに読めたのかという驚きを感じ、 また、みくのしんさんの読書を通して著者が何を考えて作品を書いているのかという深いところまで触れることができます。
私はこれまで作品の表面だけをなぞるように読書をしていて、 たまに「なんかこの文章は素敵だな。言葉では説明できないけど」みたいに考えることがあって、 とはいえそれでも十分に読書を楽しめていたとは思います。 しかし、みくのしんさんの読書を知った後では、 もっと本を楽しめるのではないかと強い希望を抱くことができました。
読書に慣れてきてしまうと、 なんとなくの理解のまま流し読みをしたり、 どれだけ効率よくたくさんの本を読めるかや、 できるだけその本の楽しいところだけを読みたいというような考えが芽生えてしまいます。 しかし、みくのしんさんは一文一文に自分なりのおもしろさを見い出しながら読書をしていました。 私もそんな読書がしてみたくなりました。
さっそく読書したいです。
今回は大和書房から出版されたかまど・みくのしん著の『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む』を読みました。 とても素敵な作品で読めば読書したい気持ちがどんどん強くなるのでおすすめです。 みなさまもぜひ! それでは、また。
各シリーズの記事を下記にまとめてあります。